玉掛け(たまかけ)は、クレーンなどに物を掛け外しする作業のことである。
Wikipedea参照
いくらクレーンの資格を持っていても玉掛けをもっていないと吊り荷を掛ける
ことができず、安全にフックに掛け外しをする為に必要な資格です。
□どのような人に必要なのでしょうか。
クレーンから荷物吊る人(複数人いる場合には複数人資格が必要です。)
□資格の区分
玉掛け技能講習…吊上荷重1t以上を含めたすべてのクレーン等の玉掛け作業
玉掛け特別教育…吊上荷重1t未満のクレーン等の玉掛け作業
※吊荷の重さで資格が変わるのではなく、クレーン等の能力によって異なる。
ex クレーンの吊上荷重が2.3tであれば吊荷が10kgでも100kgであっても技能講習が必要です。
ちなみに…1t未満のクレーンは少ないので、技能講習で取ることをお勧めします。
□どのような人が取れるのでしょうか。
制限はありませんが、就業できる年齢18歳以上を推奨しています。
18歳未満でも受講は可能なようです。
外国籍の方でも取得は可能です。
□費用はどれくらいかかるのか。
おおよそ、20,000円程です。
□時間はどれくらいかかるのか。
3日間19時間(技能講習)が原則ですが、その他の資格を保有していると免除される項目があり、
最小で15時間で取得が可能です。
ただし…基本的に資格を保有していない人と混在で受けるので、3日間は変わりないです。
□合格率はどれくらいでしょうか。
合格率は90%以上といわれています。
よく講習を聞いていれば、問題ないかと思いますが、実技が少し複雑なので、要注意です。
□玉掛けの試験内容とは。
大きく分けると 筆記 実技 の2つです。
□試験はどのようなことをするのでしょうか。
①吊り具の選定
②吊り具を掛ける位置を検討する。
③ワイヤーの損傷の確認する。
④周りに人がいないか確認する。
⑤クレーン運転手に合図しフックの誘導を行う。
⑥フックに荷物をかけ少し離れる。
⑦荷物を吊り上げたら地切り(荷物が地面を離れたところ)した段階でクレーンを止め、吊り荷の状態や安全を確認する。
⑧目的の場所へ荷物を誘導する。
⑨荷物を地面につけ安全を確認し、吊り荷を外す。
□どのようなところで講習を受けられるか。
コマツ教習所
コベルコ教習所
一般社団法人 労働技能講習協会
大和技術教習所
日本クレーン協会 etc‥
□まとめ
足場作業や土木、建築などで必須となる資格です。
これを持っていないと現場に入れないというケースもありますので、お気をつけください。
建築などでこれから従事しようというかたは、勤める会社で予約して受けさせてくれるところも多いようです。
助成金が出るところもあるそうですので、よく調べてから取ることをお勧めします。